「COSUMIとみんなの囲碁に勝てないときのマインドとは何か?」について考察していきます。

COSUMIとみんなの囲碁に勝てないときのマインド

待ったの活用

あなたは普段どのような媒体を使って囲碁を楽しんでいますか?

私は最近、みんなの囲碁にハマっています。

理由は単純です。

AI相手なら、いつでもどこでも好きなときに対戦できるからです。

オンラインで対人戦も楽しいのですが、何せ通信が切れたり5分、10分では終わらないことも多いでしょう。

オフラインのAI相手なら、こちらの都合で待ったも打ち直しも思いのままです。

「おや、待ったなんてするんですか?」と訝しがる(いぶかしがる)方もいるかもしれません。

しかし囲碁において、待ったは有効な上達法の1つと言えます。

例えば、テストのときカンニングをするのは意味がないでしょう。

不正行為うんぬんの前に「試験」ですから、今の実力を試されているわけです。

では、囲碁の対局は「テスト(試験)」なのか、それとも「勉強」のどちらなのでしょうか?

これは時と場合によって分かれます。

大会なら間違いなく「本番」でしょう。

気の知れた相手との対局なら「勉強」と位置付けることができます。

人との対戦は相手次第ですが、AIとの対局は自分次第です。

すなわち「対局しながら、研究したい」場合は待ったを上手く活用すべきだと考えています。

AIが「せっかくいいところだったのに」と愚痴をこぼすことはありませんからね。

また人間のように「相手の心理を読んで、逆を突く」という行為もしません。

私は人相手なら「手を読むより、心を読む」のを得意としています。

要するに相手の流れを止めること、手の内を読むことを優先します。

AIはそんな行動を取らず、純粋に良さそうな手を読んで打ってきています。

つまり2択、あるいは3択の分岐に差し掛かったとき、選択しなかった分岐にあとから戻ることができるのです。

これは囲碁の上達においてかなり有効な手段と言えるでしょう。

今までは「対人」だったためにできなかったことが「対AI」だからこそ可能となりました。

ちなみにCOSUMIには待ったの機能は付いていないので、みんなの囲碁で練習するのをお勧めします。

「待ったなんかして勝っても意味ないよ」と言う方もいるかもしれませんね。

はたして本当に意味がないと思いますか?

試しにみんなの囲碁「9路盤・三段」と対戦してみてください。

私が打ってみたところ、アマ七段相当の実力はあると感じています。

適当にポンポン打っていたら、なかなか勝てません。

時々えらい弱く感じることもありますが、9路の狭いフィールドでは目算が正確なためかなり強く感じます。

持ち時間を同じにしたら、それこそ三段の実力とは到底思えません。

こういうとき「待った」を活用するのがとても効果的です。

「だから、待ったなんかして勝ってもしょうがないでしょ」と言われそうですね。

ここは冷静によく考えてみてください。

毎日、学校でテストをする意味がありますか?

毎日、部活で試合をする意味がありますか?

ないとは言いませんが、基本的には「勉強」や「練習」があってこそでしょう。

詰碁を解くとき「答えが分からなかったら、正解を見てもいいよ」というのと同じです。

本番のときカンニングするのは問題ですし、大会でAIを使っていたら出禁になっても仕方ありません。

でも普段の練習のときくらい、待ったをしてもよいではありませんか。

むしろ、そのほうが強い棋力設定でも戦えるので勉強になります。

より高度な技術を身につけたいのなら、待ったを上手く活用するべきではないでしょうか。

相手へのリスペクト

AIとの対戦で気を付けなくてはならないのは、気の持ちようです。

私の場合、人との対戦のときよりAIに負けたときのほうが数倍ムカつきます。

その原因はAIのことを心の底では見下しているせいかもしれません。

これは囲碁に限らず、将棋を指すときも同じです。

「将棋フラッシュ」で検索すると「将棋 Flash」というゲームが出てきます。

将棋ゲーム「将棋 Flash」 – GameDesign

※興味のある方はぜひプレイしてみてください。

やってみると分かると思いますが、勝ち負けによって相手の表情が変わります。

こちらが勝ったら悔しそうな顔をして、負けたら嬉しそうに不敵な笑みを浮かべます。

また形勢有利なら渋い顔をしたり、表情によって今の形勢がおおよそ分かります。

将棋に凝っていた頃、何度もレベル9に挑戦しては負け続けていました。

はっきり言って、負けるとかなりムカつきます。

こちらが勝てば「ありません・・・」「負けました・・・」と言って投了するものの、負けると「私の勝ちですね」と言われるのが腹立ってしょうがありません。

そういう気持ちだと打つ手も早くなり、かつ荒れやすくなります。

毎回「勝つまでやろう」と心に決めてかかるのですが、そういうときに限って一晩中やっても勝てないものです。

将棋だけではなく、COSUMIでもみんなの囲碁でも勝つまでやることがほとんどです。

こういうマインドは勝負事をする人には多いのではないでしょうか?

しかし勝ち負けに熱くなるのは冷静さを失い、ドツボに嵌る原因にもなりかねません。

勝てないときほど、休息を大事にするべきでしょう。

囲碁における勝てないときの対処法とは?

※詳しくはこちらをご覧ください。

そもそも現代のAIはすこぶる優秀です。

棋力別に設定を変えられるとはいえ、打ち筋はザル碁やヘボ碁といった感じではありません。

巷では「Google先生」という言葉がありますが、そろそろAI全般に「先生」を付ける時期に来ているのかもしれません。

「COSUMI先生」とか「みんなの囲碁先生」といった感じですね。

それくらいのリスペクトを持って対局に臨めば、必要以上に負けて悔しがることもなくなるでしょう。

みんなの囲碁先生は長いので、略して「みん碁先生」としておきましょうか。

Deep Zen Goは「ゼン師匠」、Alpha Goは「アルファ神」と敬称しましょう。

AIがポンコツだったのは、今となってはもう昔の話ですからね。

AI相手に対局を挑もうなんて考え方がすでに間違っている可能性すらあります。

ドラえもんと争っても何の意味もないでしょう。

それよりもジャイアンを倒すためにドラえもんに教えを乞うのが賢いというものです。

まあ、私としては「将棋 Flash」を先生とは呼びたくないのが本音ですが。

(したり顔がムカつくという理由により)

囲碁は将棋と違って「○○目差」という形で勝敗が決まりますから、割と負けを受け入れやすいのではないかと思います。

負けが込むときほど、相手へのリスペクトの気持ちを忘れないようにしましょう。

学ぶマインド

9路・13路盤に限り、黒・白交互に手番を入れ替えてAIの打つ手をマネていく手法があります。

まずは黒番で初手候補を何手か決めておき、あとから白番で相手の応手をマネします。

これを待ったと併用しながら使うと級位者でも最適な石運びに近づけることができます。

あなたが勝てないのは「勘」で打っているからに他なりません。

読みを入れるのが難しい局面でも、石の形を覚えてしまえば何てことありません。

この手法は19路盤だと広すぎて大変ですが、9路・13路盤ならまんざら不可能ではないでしょう。

「必勝法」を探している時間があるのなら、そういう地道な検証に労力を割くべきです。

有り難いことに「みんなの囲碁」には形勢判断(目算)の機能が付いています。

こういう機能を上手く活用しない手はありません。

本来なら自分自身で目算するべきですが、検証の手間を省くため、ひと段落ごとに形勢判断をしながら最適な進行を模索していきます。

負けたら負けたままにしないのは、上達するうえで欠かせないマインドでしょう。

検証するのであれば、ブラウザのCOSUMIよりもアプリのみんなの囲碁のほうが断然優れています。

その反面、対局においては碁盤の選択肢が多いCOSUMIのほうが魅力的でしょう。

それぞれの利点を生かしつつ、いざ本番となる対局は「囲碁クエスト」がよいのではないでしょうか。

やはりAIの打ち筋と人間の碁はまったく違います。

当たり前ですが、人間の人間らしさこそ囲碁の醍醐味ではないかと思います。

【みんなの囲碁】Deep Learningの欠点とは?

囲碁におけるAI流の習得方法とは?

※興味のある方はこちらも合わせてご覧ください。

あくまでもAIは「先生」または「パートナー」として上達の手助けをするものと位置付けるのがよいでしょう。

人のような癖がない、もしくは少ない分だけ己の欠点を見い出すのが容易です。

負けパターンをいかに勝ちパターンへ導けるかどうか、そこが主な研究テーマとなります。

対局時間の短縮と検証のしやすさから、私は「9路盤」を強くお勧めします。

あるいは13路盤でもよいでしょう。

19路盤はスマホの画面ではタップがしづらいので、隙間の時間にササッとこなすのが難しいのです。

それでもみんなの囲碁なら、打ち間違いを待ったしながら打ち進めていくことができます。

19路盤を打つときは最後まで打ちきらず、布石~中盤を打ち終えたらあとは形勢判断して優劣を確認します。

なるべく手間をかけずに効率よく勉強するのが望ましいでしょう。

効率のよい囲碁の上達法とは?

※詳しくはこちらをご覧ください。

これだけ技術が発達してきた現代において「最後まで打ちきる」のは時間の無駄に他なりません。

無論、ヨセは囲碁における大切な分野の1つに変わりありません。

ただし級位者がダラダラ打つのは、ヨセの勉強としてすこぶる効率が悪いでしょう。

ヨセを集中的に学びたいのなら、13路盤を最後まで打ちきるのが最効率と言えます。

とにかく勝ち負けに終始して、気持ちが上向いたり下向いたりしているのでは、いつまで経っても上達しません。

建設的な検討、検証をしてこそ、次につながる成果が得られるのです。

COSUMIとみんなの囲碁に勝てないときは「学ぶ」ほうへマインドを転換してみましょう。

そうすれば、おのずと勝ちへの道筋を切り開くことができるはずです。