「囲碁のルールにおける5つの基本とは何か?」について考察していきます。

囲碁が好き!囲碁をもっと上手くなりたい!

そんなあなたにこれから有益な上達法をお伝えしていきます。

・どうすればもっと強くなれるのか?

・どうすればもっと上手くなれるのか?

・どうすればもっと勝てるようになれるのか?

そんな疑問を一緒に解決していきましょう!

基本を学ぶことが上達への近道である

囲碁には大切な5つの基本ルールがあります。

・黒番と白番で交互に打つ。

・囲んでいる石を取る。

・打てない場所がある。

・同じ局面を繰り返してはいけない。

・最後に陣地の多いほうが勝ち。

この5つの基本ルールは囲碁のあらゆる考え方の元になっています。

まずは一つ一つのルールを詳しくみていきましょう!

順番に打つことの大切さ

囲碁では必ず自分の番と相手の番が交互にやってきます。

これは囲碁のゲーム性を決めている極めて重要なルールです。

例えばボクシングなどのスポーツ競技において、交互に相手を殴るようなことは決してありません。

その他のスポーツ競技、武道に関しても同じことが言えます。

テニス、バレー、卓球などの競技においてはネットを挟むことで交互にラリーをすることができるでしょう。

しかしずっとラリーが続くことはなく、どちらかがミスをするとその場で得点・失点になります。

スポーツ・武道のような競技とは異なり、囲碁はお互いに終局まで交互に打つゲームです。

つまりどんな状況においても、あなたの手番では一手ごとに選択権があるわけです。

囲碁は原則として「どこにでも自由に打つことができる」ゲームです。

選択権があるからこそ自由に打つことができる。

まずはこのことをしっかり頭に入れておきましょう。

囲んでいる石を取るという意味

「囲碁」という言葉は「石を囲む」と書きます。

石を取るのは囲碁の基礎であり、ゲームの大もとのルールでもあります。

石を囲んでいる状態とは、

図1 

図2 

図1のように「1つの白石を4つの黒石が囲んでいる」ことを指します。

そして囲んでいる石を取った状態が図2になります。

必ず囲んでいる石を取るのがルールになります。

このとき大切なのは「囲んでいる石を取る」と言っているだけで、「石を囲んで取るのがよい」とは言っていません。

そして「石を囲んで取ることができる」とも言っていません。

「できる」というのは権利であり、「やらない」権利も当然生まれます。

囲んだ石を取るのは囲碁では定められたことなので、「よい」「できる」とは区別しておきましょう。

打てない場所がある※例外あり

ルールというものは原則として例外を認めてはいけません。

状況に応じて変化するものは応用であり、テクニックです。

しかしルール内で矛盾が生じる場合には、ルールに優先順位をつけて問題を解消しなくてはいけません。

図3 

図4 

囲碁では図3のAを白には打てない場所と定めています。

理由は簡単です。

囲んでいる石を取るというルールに基づいて、囲まれた状態にならないように決められたルールになります。

ただし、囲まれた状態にならないようにというルールには一つ問題があります。

図4のAをご覧ください。

もし白がAの場所に石を置くと黒石を囲んでいる状態になります。

また白がAの場所に石を置くというのは黒石に囲まれた状態にもなっています。

このような場合はどうすればよいのでしょうか?

答えは黒番と白番で交互に打つというルールを用います。

白番のとき図4の状態であれば、Aに白石を置いて黒石を囲んでいる状態であることを優先させます。

白番であるために、白石で囲んでいる黒石を取ります。

このことからルールの中にも優先順位があることがわかります。

1,黒番と白番で交互に打つ。

2,囲んでいる石を取る。

3,打てない場所がある。

1番目のルールに矛盾しないように2番目のルールがあり、1,2番目のルールに矛盾しないように3番目のルールがあります。

囲碁には打てない場所がある。ただし自分の手番のときに石を置くと相手の石を囲んでいる状態になる場合に限り、その場所に石を打つことができる。

少し複雑ですが、先の2つのルールがもとになっていることを理解しておきましょう。

同じ局面を繰り返してはいけないとは?

囲碁では置いた石を動かすことができないため、盤上で同じ局面ができることは基本的にはありません。

黒番と白番で交互に石を置いていくため、一部分で同じ形になることはあっても全体でまったく同じ局面になることは本来あり得ません。

ただし物事には例外がつきものです。

図5 

図6 

図5のとき白番であれば、Aに白石を置き黒石を取ることができます。

Aに白石を置き、黒石を取ったあとが図6になります。

次は黒の手番になります。

するとどうでしょうか?

今度はBに黒石を置いて白石を取ることができます。

Bに黒石を置き、白石を取ったあとは図5に戻ります。

お互いの意思次第では、図5~6を永遠に繰り返すことができます。

もちろん「できる」というのは権利ですから、「やらない」権利もあります。

しかし永遠と繰り返すことを許してしまっては、ゲームとしては成り立たなくなってしまいます。

そこで図5の白番で黒石を取ったあと、図6ではすぐにBと置いて白石を取り返せないようにしましょう。

このルールを囲碁用語で「コウ」と呼びます。

図5の白番で黒石を取ったあと、図6のBはすぐには打ってはいけない場所になります。

次の黒番では盤上のほかの場所へ打つことになります。

もしその次の黒番で図6の状態のままであれば、今度はBに黒石を置いて白石を取ってもよい。

そうすると部分的には図5の形に戻ります。

盤上全体としてはお互いにほかの場所へ打っているので、図5と同じ局面ではありません。

コウは5つのルールの中で優先順位が4番目になります。

1,黒番と白番で交互に打つ。

2,囲んでいる石を取る。

3,打てない場所がある。

4,同じ局面を繰り返してはいけない。

先の3つのルールに矛盾しないようにできています。

同じ局面を繰り返してはいけないとは打てない場所があるという意味でもあります。

それでは、最後のルールを確認してみましょう!

最後に陣地の多いほうが勝ち

まずは陣地について説明していきましょう。

囲碁においての陣地とはこれ以上相手に入られない空間のことを指します。

陣地のことを囲碁用語では単に地と呼びます。

黒の陣地のことを黒地、白の陣地のことを白地と言います。

図7 

図8 

図7が最後まで対局した局面です。

そして図8の×印を数えて黒地、△印を数えて白地とします。

終局はお互いの合意のもとになされ、最後に地の多いほうが勝ちとなります。

図7の時点でお互いの合意がなければ、このまま打ち続けます。

しかし図7ではすでに下のほうは白石が固まっており、上のほうは黒石が固まっています。

このまま打ち続けても下のほうは黒石が囲まれやすくなっており、上のほうは白石が囲まれやすくなっています。

これ以上打っても仕方がないとお互いが判断し、「終わりですね」「そうですね」と合意して対局が終わります。

大切なことはこれ以上相手に入られない空間であるかどうかを自分自身で判断し、相手も同じように判断したときに地であると認められます。

わからない、もしくは地とは認められないのであれば、実際に打ってみて囲まれるかどうかを試してみることです。

図7であれば下のほうへ黒が打ってみる、もしくは上のほうへ白が打ってみる。

囲碁には審判がいないので、勝ち負けをお互いで確認し合う必要があります。

地であるかどうかの判断には1~4のルールが必要不可欠になります。

1,どちらの手番であるのか。

2,入ってきた石を囲んで取れるかどうか。

3,打てない場所を作れるか。

4,コウにならないかどうか。

まず、しっかり入られないように地を囲えているか見てみましょう。

不安なときに相手の手番ではどうしようもありません。

自分の手番のときにしっかり守りましょう。

次に入ってきた相手の石を取れるかどうかです。

交互に打っている以上、味方の石の多いところでは基本的に有利です。

自然と囲んで取ることができれば地と言えるでしょう。

そして相手が入ってきて取る、入ってきて取るを繰り返していくと自然と打てない場所が多くなってきます。

相手があきらめずに入ってきても、最終的には打てない場所しか残らなくなり対局終了となります。

もちろんお互いの合意さえあれば、わかりきったところを最後まで打つ必要はありません。

最後に同じ局面を繰り返していないか、すなわちコウになっていないかの確認です。

取ったり、取られたりするような場所が残っていれば、コウのルールをもとに解決しなくてはいけません。

以上の4つのルールを確認した上で、5つ目の最後に地の多いほうが勝ちとなります。

まとめ

囲碁には5つの基本ルールがあり、それぞれのルールには優先順位があります。

1,黒番と白番で交互に打つ。

2,囲んでいる石を取る。

3,打てない場所がある。

4,同じ局面を繰り返してはいけない。

5,最後に陣地の多いほうが勝ち。

1番のルールが大もとになっているため、以下すべてのルールに交互に打つという条件が加わります。

2番目のルールも3~5のルールのもとになっており、囲んでいる石を取ることを条件に以下のルールが成り立っています。

3番目についても同じです。4,5のルールは3番目の打てない場所があるがことをもとに成り立っています。

4番目のルールはコウという特別な呼び名が付いており、最後に陣地であるかどうかを確定させる前に出てくることが多いです。

これら4つのルールすべてを条件として陣地(一般的に単に地と呼ぶ)が決まります。

ここまで読んでいただいた方の中には「そんなこと当たり前だろう」と仰る方も多いことでしょう。

しかし、その当たり前をわかっていない方が囲碁を打つ方の大半なのです。

5つの基本ルールは上達のために必須な5つの応用につながります。

・先手(手抜き)

・手筋

・死活

・コウ

・地(確定地)

察しのよい方はもうお気づきでしょう。

最後に地の多いほうが勝ちである囲碁においてはそれぞれに優先順位があります。

1,先手・手抜き(布石)

2,手筋(序中盤)

3,死活(中終盤)

4,コウ(生き死に関わる)

5,地(ヨセ)

布石の優先順位は先手・手抜きです。

布石では地(確定地)を作るよりも大場への先行が優先されます。

大場がなくなれば、次は石の競り合いです。

布石~中盤での石の競り合いでは死活よりも圧倒的に手筋が出てきます。

そして石が混み合って局面が煮詰まってきたら今度は死活を考えなくてはいけません。

死活とは生き死にだけではなく、コウにもなります。

最後はヨセとなり、確定地を決めて終局となります。

いかがでしょうか?

囲碁の5つの基本ルールはこれら5つの応用につながり、対局においての優先順位も同じです。

「基本を学ぶことが上達への近道である」

このことを肝に銘じて研鑽を積めば、必ずや初段の壁を越えられることでしょう。

すでに有段者の方も5つの優先順位があべこべな方ばかりです。

それでも一歩一歩着実に積み重ねていけば、より高みへ登り詰めることができるでしょう。