「家飲み(宅飲み)をやめる、やめさせる方法とは何か?」について考察していきます。

家飲み(宅飲み)をやめる、やめさせる方法とは?

家飲みの習慣

あなたは毎日、家飲み(宅飲み)を楽しんでいますか?

大人になってお酒を嗜む風情を覚えてしまえば、なかなかその快楽から抜け出すことはできません。

そもそも人はどうしてお酒を飲んでしまうのでしょうか?

お酒は人類史の最古から存在する「向精神薬」の一つとされており、生物の精神活動に何らかの影響を及ぼします。

つまり「酔いたい」「良い気持ちになりたい」との思いから、ついついお酒に手が伸びてしまうんですね。

仕事終わりに一杯、一日の終わりに一杯、休みの日はずっと飲んでいたい気持ちはよく分かります。

私もお酒を覚えてから10年以上、家飲みを続けてきましたから。

しかし、つい最近お酒をやめることにしました。

正確には「家飲み」です。

お付き合いにおける「外飲み」はやめるわけにはいきませんからね。

理由は至ってシンプルです。

「体調に良くないから」の一言に尽きます。

実際、お酒による身体への弊害は飲んでいるあなたが一番よくご存知でしょう。

「体調崩すくらい飲まずにほどほどにしたらいいんだよ」とはぐうの音も出ない正論です。

しかしそう単純な話でもありません。

お酒がいわば「飴」のようなものなら、少量でもずっと楽しんでいられます。

お酒が「飲み物」だからこそ、次から次へと口に運んでは止まらなくなってしまいます。

勿論、誰しも初めから何杯も飲めるわけではないでしょう。

肝臓の弱い日本人の約半数はアルコール分解に向いていないと言われています。

それでも家飲みが習慣になってくると徐々にお酒の量も増していきます。

350ミリの缶チューハイが500ミリになり、ビールを覚え、そのうち日本酒や焼酎を飲むようになります。

身体がさらなる酔いを求めて、お酒を飲む時間が日を追うごとに長くなるでしょう。

気持ちよい状態がずっと続くなら、それに越したことはないではありませんか。

そんな甘いことを考えているうちに体の許容量を上回るほど飲んでしまうのです。

体調は年齢を重ねるごとに決して無視できない問題になってきます。

「体調を気にするなら、アルコール分解を促進するサプリメントでも飲めばいいじゃない」

なんて声が聞こえてきそうですね。

確かに正論ですが、ちょっとマリー・アントワネットのような物言いに感じてしまいます。

いや、お金ないですからね。

何で家飲みを楽しむかって、金銭的な問題も少なからずあるでしょうよ。

「だったら家飲みをやめたらいい」といった短絡的な問題でもありません。

なぜなら「習慣」というのは恐ろしいものだから。

今までの習慣を変える、新しい習慣を作るってのは並大抵のことじゃないよ。

毎日お風呂に入る必要がない、としてもそう簡単にはやめられないでしょう。

人間は思うほど小回りが利くようにはできていないものです。

どちらかというと「電車」のほうが近いんじゃないかと思います。

また人によっては「バス」だったりするかもしれないけど、だいたい習慣という名の「定時」を守ろうとするものでしょう。

一度決まったダイヤの改正を再び行うのは何かしらのきっかけが必要不可欠となります。

さて、はたして生活に根付いてしまった家飲みの習慣を是正する術はあるのでしょうか?

新しい習慣づくり

私がお酒をやめることができた一番の理由は「のどが痛いのを何とかしたい」でした。

ここ数年、慢性的に喉が痛いので何とかしたいと常日頃から悩んでいたのです。

とはいえ喉が痛い原因はまったく見当もつかず、医者に診てもらっても「別に何ともないよ」と軽くあしらわれてしまう始末です。

そこで自分なりにいろいろと調べた結果、お酒が原因になっているかもしれないという可能性にたどり着きました。

あくまでも仮説だったので、証明するためには一定の期間「断酒」を試みなくてはなりません。

お付き合いでの外飲みは仕方ないとしても、せめて家飲みは控えようとしばらくお酒を我慢していました。

その甲斐あって、お酒をスムーズにやめることができたのです。

喉に関しては検証の結果、ほとんど関係なかったと結論付けています。

「じゃあ何で家飲みを再開しないの?」って思うかもしれませんね。

のどの痛みを直したい一心で断酒を試みたものの、満足いく成果を得られませんでした。

その代り、お酒を飲む習慣を見事に変えることができました。

これって実はすごく良いやり方だったのではないかと思います。

直接的な成果を求めるのではなく、間接的に成功するならそれに越したことはありません。

例えば「万引きの常習犯」がいたとしましょう。

その人に「万引きは犯罪だから、もうやめましょう」といっても効果は期待できません。

なぜならお店に行くとついつい盗んでしまうのが「習慣」になってしまっているからです。

その習慣を変えようにも、買い物をしないと生活が成り立たないので困ったものです。

あなたならこの場合、どのような解決策を講じますか?

直接「盗み」をやめさせるのは大変でも、間接的に「買い物の仕方」を変えさせればよいでしょう。

すなわち「ネット通販」です。

生活必需品もネットで買うように仕向ければ、おのずとお店の商品に手を出すこともなくなります。

ここで大切なのは「絶対にやめなきゃいけない」ではなく、あくまでも「習慣を変える」ことにあります。

「お酒は飲み過ぎると体に悪いからやめたほうがいい」というのはごもっともです。

しかしそれを子どもが言うならまだしも、大人が言ってはみっともないでしょう。

正論を振りかざして他人を変えることができるなら、誰も苦労はしません。

ましてや、自分自身を変えようとしてもなかなか上手くいかないのが人間の悲しい性です。

習慣を変えるコツは「直接的な行動を取らない」といった方法になります。

先ほどのネット通販の話も「万引きをやめるため」ではなく「安いから、便利だから」という理由なら、無理なく行動を変えられます。

最もよくないのは自己否定につながる「ネガティブな理由づけ」に他なりません。

「お酒はよくないから」とはすなわち「あなたはダメな人間だから」と言っているようなものです。

そんなことは他人はもとより、自分にも言われたくないでしょう。

誰しもあまのじゃくな性質があり、素直に目の前の問題に取り組むのを嫌がる傾向があります。

面倒なこと、嫌なこと、否定的なことを誰が率先して取り組めるというのでしょうか?

もっとポジティブな理由づけを探して、それに向けて邁進するほうが建設的であり、副次的な効果を得やすくなります。

「お酒をやめる」と言わずに「〇〇のために一定期間だけお酒を控えよう」という気持ちがやがて新しい習慣づくりを手助けするのです。

家飲みをやめさせるには

昔は子どもに「ゲームばかりやってないで、宿題終わらせなさい」とよく言ったものでしょう。

今は「スマホばかりいじってないで、少しは勉強しなさい」かもしれませんね。

どのみち何かしら正論を言ってみても、子どもの心には響かないものです。

だってつまらないから。

これは大人にもそのまま当てはめることができます。

アルコール中毒とはいかないまでも、家にいるときは四六時中飲んでいるという旦那を相手にあなたはどうやって説得を試みますか?

自分の習慣を変えることができても、相手の習慣を変えるのは至難の技と言えるでしょう。

決して強制させずに自然とアルコールを減らす、あるいはお酒をやめさせる方法がありますか?

実は妙手とも言うべき方策があります。

それは「お腹いっぱいにさせる」ことです。

「そんな馬鹿な方法があるか!」と憤慨する方もいるかもしれません。

しかしよくよく冷静になって考えてみてください。

お酒って飲み物ですよ?

どうしたってお腹に溜まるじゃないですか。

これは幼稚な方法ではなく、むしろ原始的な方法といってよいでしょう。

この考え方を推し進めるなら、おのずと出す料理は決まってきます。

そうです、つまり「鍋物」が最適なのです。

鍋物じゃなくても「汁物」なら、水分によって瞬く間にお腹を満たすことが可能となります。

お酒のおつまみを「乾き物」と呼ぶわけですから、逆に「湿った物」を出せばお酒との相性は最悪でしょう。

とはいえ「ご飯」と「お酒」はまた別ですから、ご飯のあとに晩酌を楽しめばよいだけです。

はたしてそのとき焼酎や日本酒をどれだけ飲む気になるのか、ぜひ試してみてください。

旦那の健康を考慮しながら、野菜を多めに入れて自然とお酒を控えられるなら最高じゃありませんか。

あと有効な手段としては「ビール」を飲ませることです。

炭酸でお腹が膨れますからね。

逆にお酒が好きな人はすぐお腹いっぱいにならないように飲み会ではビールを頼むのは最初だけです。

焼酎の割りものも炭酸から水へ、水からお湯へと次第に変化していきます。

理由は「長くお酒を楽しみたいから」です。

炭酸はお腹が膨れるし、冷もすぐに飲めてしまうのが勿体ないのです。

だったらお湯割りできず、炭酸割りするようなお酒を選んで買ってくればよいだけのことでしょう。

それにはウイスキーが適任です。

ワインは割れないからダメ、飲み過ぎの原因にもなります。

あとは市販のチューハイやハイボールを買ってくるのもお勧めです。

なぜなら度数を濃くすることができないからに他なりません。

ご飯をしっかり食べた後に500ミリの缶チューハイを飲んだら、それだけでもうお腹が満たされてしまうでしょう。

とにかくお酒をやめさせる一番の方法は「ポジティブな解決策を講じる」ことです。

病院に行ってカウンセリングを受けて、通院しながら禁酒を目指すなんて誰がやりたいのかって話ですよ。

ましてや入院して、物理的にお酒を断とうとするのは逆効果でしかありません。

人間はそう簡単に禁欲することはできないのです。

しかしお酒を好き好んで飲む人ばかりというわけでもないでしょう。

我慢を強いるのではなく、生活習慣をポジティブに変えていくことが家飲みをやめる、やめさせる第一歩となります。

あくまでも「家飲み(宅飲み)」やめるための話ですからね。

お付き合いでの外飲みはまた別の要因が絡んでくるので、そこまでストイックになる必要はありません。

少しだけ摂生するつもりで、もっとライトに前向きな気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか?